接合・溶接技術Q&A / Q01-02-08

Q溶接継手の種類とその特徴を教えて下さい。

溶接されるかまたは溶接された継手を溶接継手と呼んでいる。なお,継手の形式はQ1―2―7に示したので,参照されたい。

溶接継手の種類としては,表1に示すように,溶接部の形状によって開先(グルーブ)溶接,すみ肉溶接,プラグ(せん=栓)溶接およびスロット溶接に分けられる。

(1) 開先(グルーブ)溶接(groove weld)

突合せ継手やT継手などで,部材に開先またはグルーブと呼ぶ溝を設けて行う溶接。溶接する部材を完全に溶かし込む完全溶込み溶接と部分的に溶かす部分溶込み溶接とがある。

(2) すみ肉溶接(fillet weld)

T継手,十字継手,角(かど)継手などで,ほぼ直交する2つの部材の面をつなぐ三角形状の溶接。

(3) プラグ(せん)溶接(plug weld)

重ね合わせた部材の片側に穴を設けて行う溶接。

(4) スロット溶接(slot weld)

プラグ溶接の穴に代えて細長い溝を設けて行う溶接。溝溶接とも言う。

開先溶接とすみ肉溶接が一般的であり,プラグ溶接とスロット溶接は特殊と言える。

なお,開先溶接に含まれる突合せ溶接は,2つの部材がほぼ同一の面内に位置する継手を溶接することであるが,建築・鉄骨の分野では同一の面内に位置しなくても(T継手や角継手でも)完全溶込み溶接ならば突合せ溶接と呼んでいる。

参考文献

1)溶接・接合工学の基礎,p.18

〈河野 武亮〉

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溶接継手の種類と特徴

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