接合・溶接技術Q&A / Q01-02-09

Q溶接などを工作図などの図面で指示する場合,どのように行いますか。例えば,板厚15mmの鋼板を開先角度60°のV開先で開先深さ13mm,ルート間隔4mmのV開先で被覆アーク溶接し,裏波を出す場合にはどのような指示になりますか。

溶接構造物を製作する場合に,溶接部の形状などを図面に表示するには,一般にJIS Z 3021「溶接記号」を用いている。この方法は,図1に示すような形で表示する。

表示には,図2に示すように基線,矢および尾で構成される説明線と溶接部(開先)の形状を示す基本記号,溶接部の表面形状や仕上げ方法,現場溶接のほか,非破壊試験方法などを必要に応じて表示する補助記号を用いる。なお,尾は必要がなければ省略できる。

基線は,通常水平線とし,一端に矢を付ける。矢は溶接部を示すもので,基線に対してなるべく60°の直線とする。レ形やJ形開先などの溶接では,矢は折れ線とし先端を開先を設ける側の面に向ける。基本記号は,溶接する側が矢の側か手前側のときは基線の下側に,矢の反対側か向こう側のときは基線の上側に記載する。補助記号も同じである。

これにしたがって,質問にある例を記号表示すると図3のようになる。

なお,建築・鉄骨の場合は,溶接記号ではなく,溶接基準図でより具体的な指示が出される。

〈河野 武亮〉

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