接合・溶接技術Q&A / Q02-03-12

Qアルミニウム合金の溶接終了後の検査で,開先面に融合不良が発見されました。この防止方法はどのようにしたらよいでしょうか。

融合不良は,比較的厚板の突合せおよびすみ肉溶接で多層盛りを行う場合に,開先面,ビードの層間または裏はつり面などに発生しやすい。これらの融合不良は,パス間の開先溝が狭く,開先先端半径が小さいときに発生しやすい。その防止には,開先形状を適正にすることと,開先面およびルート面を溶融させる溶接条件の選定,トーチのねらい位置などが重要となる。

図1は開先溝の形状と溶接電流が融合不良発生傾向に及ぼす影響を示したものである。なお,融合不良の防止には,ビードの溶込み形状を改善する意味で,シールドガスとしてArとHeの混合ガスを用いるのが有効である(図2,図3参照)。

参考文献

1)(社)日本溶接協会 棒部会編:マグ,ミグ溶接の欠陥と防止対策,産報出版(株),(1992)

〈渡邊 竹春〉

このQ&Aの分類

アルミニウム合金

このQ&Aのキーワード

開先面の融合不良防止

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