接合・溶接技術Q&A / Q06-03-09

Q0.5Cr-0.5Mo鋼(JIS G 4109:SCMV1)について,溶接材料選定基準,溶接時の留意点について教えて下さい。

0.5Cr-0.5Mo鋼(JIS G 4109:SCMV1)の溶接に適用できる溶接材料は,表1~2に示すマグ溶接材料とサブマージアーク溶接材料がある。サブマージアーク溶接材料は,0.5Mo鋼の場合と同じく,溶着金属の化学成分が母材成分にほぼ等しくなるように溶接ワイヤと溶接用フラックスの組合せを選定する必要があり,JIS Z 3183で規定されている品質区分SXXX-CMの性能を満足すべく,JIS Z 3351で規定されている溶接ワイヤ,YS-CM1~CM3と同じくZ 3352で規定されている溶接用溶融フラックス,FS-FG3~4およびボンドフラックス,FS-BN1~2の組合せから選択する。

Cr-Mo鋼での,Crの添加は,耐酸化性・耐食性を向上させるとともに,Moと組み合わせることによって高温強度を著しく改善できるが,Crの増加は加工性および溶接性を低下させることから注意する必要がある。Cr-Mo鋼の溶接では,予熱を行うことが重要であり,母材成分,板厚や継手の拘束度などによって変わるが,溶接時の予熱およびパス間温度の目安は,150~250℃で,溶接後熱処理温度の目安は,620~680℃で行う。

〈須田 一師〉

このQ&Aの分類

低合金・圧力容器・耐熱鋼

このQ&Aのキーワード

0.5Cr-0.5Mo鋼

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