接合・溶接技術Q&A / Q07-01-13

Qアーク溶接の溶融ビードの形状は種々の要因に影響されますが,その決定要因はどのように考えればよいですか。

アーク溶接における溶融ビードの形状を指標する形状パラメータとしては,溶込み深さ,ビード幅および余盛高さなどがあり,隅肉溶接ではこれらに脚長やのど厚が加わる。

これらの形状パラメータに影響を及ぼす支配因子をまとめると,図1に示すように分類でき,条件選定の観点から3つに大別された下記について考えておく必要がある。

(1) 溶接目的

溶接施工の目的に応じた前提条件や制約条件となる因子で,溶接継手,溶接材質,板厚や溶接姿勢などがこれに属する。

(2) 溶接方法

溶接施工の目的が決まると,溶接方法,溶接材料(フィラワイヤやシールドガスなど)および溶接機器などの選択が必要であり,それらのビード形成に及ぼす影響について把握しておく必要がある。

(3) 溶接条件

上記の与えられた条件範囲のもとで,直接溶融ビードの形状パラメータに影響を与える溶接条件因子,例えば溶接電流(ワイヤ送給速度),アーク電圧(アーク長),溶接速度,トーチ角度などを考える必要がある。

〈山本 英幸〉

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溶融ビードの形状

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