接合・溶接技術Q&A / Q07-04-03

Qミグ・マグ溶接に用いられる溶接ワイヤの種類と特徴について教えて下さい。

ミグ溶接およびマグ溶接に用いられるワイヤは,ソリッドワイヤとフラックス入りワイヤとに大別される。ソリッドワイヤは,必要な合金元素を添加して所定の成分に溶製した鋼を圧延・伸線し,製品径のワイヤに仕上げられたものである。ワイヤ表面には,錆の防止や通電性向上のための表面処理が施されている。

フラックス入りワイヤは図1に示すような製造工程で鋼帯または鋼管を用いてフラックスを内部に巻き込んだ形に成型・伸線したワイヤである1)。現在,1.2~1.6mmφのワイヤが主流であり,高能率で良好な溶接作業性を有している。

製品形状は,スプールに巻かれたもの(写真1(a))と大容量のパックに収納されたもの(写真1(b))が主流である。各ワイヤの特徴比較は表1に示すとおりであり,実施工に際してはこれらの特徴を生かしたワイヤ選定が重要となる。

参考文献

1)(社)日本溶接協会 溶接棒部会:フラックス入りワイヤの実践,産報出版(株),p.20,(1994)

〈細井 宏一 / 2012年改訂[単位・写真1]〉

このQ&Aの分類

ミグ・マグ溶接

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ワイヤの種類と特徴

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