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The Japan Welding Engineering Society

  

   

▼No.

Q07-13-12

 

▼小分類

摩擦攪拌接合(FSW)

 

▼キーワード

点接合法,アルミニウム合金,固相接合,ロボット,輸送機器

 

 溶接技術教育シート
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摩擦攪拌点接合(FSSW,FSJ)とは何ですか?

  

  

摩擦攪拌点接合は,摩擦攪拌接合(FSW)と同様,摩擦攪拌現象を利用した点接合法である。名称としては,FSSW(Friction Stir Spot Welding),FSJ(Friction Spot Joining)の他に,SFSW(Spot Friction Stir Welding)やFSpW(Friction Spot Welding)があるが,接合原理は同じものである。

具体的な施工法は,図1(a)に示すように,@先端がネジ加工されたプローブを有した接合ツールを回転させ,A圧入させることで上下板の材料を攪拌し,B接合ツールは板表面上を移動することなく引抜かれる。1)施工後の外観は,図1(b)に示すように,ツールを圧入した面はピンやショルダの圧痕が生じるが,裏面は平滑となっている。その他,図2(a)に示すように,ピンとショルダが個別に駆動でき,ショルダ外周部にクランプを有する複動式摩擦攪拌点接合法もある。2)この方法では接合中に材料が排出されることがないため,接合後の外観は,図2(b)に示すように表面も平滑となる。

本接合法は,既に自動車業界において実用化されており,図3に示すように産業用ロボットと組合せたロボット式摩擦攪拌点接合装置がアルミニウム合金製のフロントフードやバックドアの生産ラインに導入されている。


参考文献

1)藤本ら:摩擦攪拌点接合で得られた6061 アルミニウム合金攪拌領域の組織学的検討,溶接学会論文集, Vol. 25 (2007),No. 4 p.553-559

2)岡田ら:飛行機シンポジウム,フリクションスポット接合について, 第47回飛行機シンポジウム,2009,p.969-972

〈藤本 光生 / 2012年[新規]〉