接合・溶接技術Q&A / Q08-05-05

Q摩擦圧接は異材の組合せが得意なようですが,さらに,どのようなことができるのでしょうか。

得意とする製品の継手形状は,図1のような5つの基本形状に分類される。(Q8―5―4)タイプ1.中実丸棒同士,タイプ2.パイプ同士,タイプ3.パイプ+中実丸棒,タイプ4.異径中実丸棒同士(または板),タイプ5.パイプ+異径中実丸棒(または板)の組合せが得意である。

様々な加工法で作られた基本形状の応用素材が組み合わせられる。例えば,図2は,鍛造品+丸棒素材+鍛造品の例(ドラッグリンク)で,摩擦圧接の導入によって単純な造形部分に分割することが可能になり,従来では考えられなかった継手が現れている。すなわち,長尺の鍛造品はコスト高につき,造形部分だけを鍛造して後はパイプ素材を摩擦圧接する。左右の鍛造品は90度の位相が作り込まれている。また,図3は,鍛造品+精密機械加工品の例(ピストンロッド)で,従来は一発加工が不可能な形状と昨日が即座に解決する。鍛造後の機械加工品と硬質クロムめっき仕上げ品からなる完品圧接例で,チャック傷もなく,摩擦圧接後はばり取り加工のみ実施する。

ただし,これらは後で示すように,摩擦圧接機のチャックやクランプなどに工夫がいる。

参考文献

1)JIS Z 3607-1994(最終確認2010.10.10)

2)摩擦圧接協会(現,摩擦接合技術協会):摩擦圧接データシート,実-172(1997)

3)摩擦圧接協会(現,摩擦接合技術協会):摩擦圧接データシート,実-164(1995)

〈中原 征治 / 2012年改訂[一部修正]〉

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摩擦圧接

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