接合・溶接技術Q&A / Q10-03-06

Qペンストックの補修および補強に自動溶接や溶接ロボットは使われていますか。

全管取替え時には,自動溶接および溶接ロボット適用の可能性はあると考えられる。

しかし,一般的な補修・補強での適用の実績は,無いに等しいようである。

その主な理由としては,下記の通りである。

ペンストックの施設箇所は,一般に急傾斜の斜面であり,管路へのアクセス道路も無い場合が多く,機材の運搬は人力となる。また,傾斜角・管径・板厚・材質が部位により異なり,適用箇所の形状が一品一様となっていると言ってもよい。

したがって,自動溶接もしくは溶接ロボットを使用する場合は,装置の準備が困難であり,対象箇所が少なく,現場作業に伴う施工性の悪さ等があり適用が難しい。

また,旧管材によく見られるサルファバンドを顕著に含んでいる鋼材は,入熱の大きな自動溶接の適用を避けるべきである。

しかし,作業の効率化・溶接品質の向上等を考慮した場合には,現状よりもコンパクトな装置の検討も含め,補修溶接の自動化,ロボット化が今後の検討課題であると考える。

〈松浦 十四彦〉

このQ&Aの分類

ペンストック

このQ&Aのキーワード

補修・補強(溶接法)

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