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年 頭 所 感

一般社団法人 日本溶接協会
会 長 粟飯原 周二

新年明けましておめでとうございます。

昨年の国内景気は、オリンピック・パラリンピック後も続くと言われる堅調な建築鉄骨需要にも支えられ、順調に推移しましたが、昨年からは作業者不足による工期遅れが深刻な課題となりつつあります。現在、溶接技能者の有効求人倍率は3倍程度と極端な人手不足となっており、当協会では溶接教育による若年者の取り込み、溶接女子の拡大および優良な外国人技能実習生の受入れ支援の三つの施策により、溶接技能者不足へ取り組んでいます。本施策は国の方針でもあり、行政との連携を今まで以上に進めて参ります。

昨年開始したJIS溶接技能者評価試験受験者のための実技・学科教育は、神奈川県溶接協会等で順調に実績を挙げており、全国に広がりつつあります。溶接女子はHP溶接女子会等の広報活動により、徐々に女性受験者数は増えてきました。外国人技能実習生は行政の制度改革に呼応し、試験制度見直し等の協力を行っており、昨年は受験者数が約3割増加しました。

当協会は今年11月に創立70周年を迎えますが、記念事業として日本溶接協会マイスター制度を立上げ、式典では第1回の認証式を実施する予定です。本制度は卓越した溶接技能を有し、教育を通じ社会貢献に努めておられる方を顕彰し、全国で溶接技能伝承の活性化につなげることを目的としています。技術者育成では、地方を中心とした溶接研究の活性化を目的とした次世代を担う若手研究者助成制度が5年目を迎え、奨学金受給者は昨年までで40名となり好評を頂いております。

また、当協会に加入頂いた建築関係各社向けの活動として外国人技能実習生に関するセミナー等による情報発信を始めましたが、要望が強い建築鉄骨向けの溶接基礎教育等を今年から開始いたします。自動車の革新的材料の接合や積層造形技術、IoT等のイノベーションへの取り組みもさらに活性化させる計画です。

WE-COM活動も、メールマガジンの発行が30号を超え、その30号では「建築分野におけるアークロボット溶接の最新情報」を特集記事として掲載する等、常に新しい話題やトピックスの掲載を心がけております。また、溶接管理技術者の方々へのインタビューや体験紹介の記事では、溶接技術の魅力や奥深さ、技能伝承の意義などを、語って頂いております。

また、昨年の国際ウエルディングショーで冊子配布いたしました『溶接技術コミック “浪速博士の溶接がってん!R”』につきましても、毎号のメールマガジンにて最新刊を公開し、大変ご好評を頂いております。

WE-COMメールマガジンはスマートフォンでも閲覧できますので、是非、知り合いの溶接管理技術者の方々へ、WE-COM会員のご登録をお勧め頂ければ幸いです。

最後になりますが、皆様方の当協会へのご支援、ご協力に心より感謝申し上げますとともに、本年が皆様方により良い年となりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶と致します。