- 接合・溶接技術Q&A / Q01-01-12
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Q500AタイプのCO2電源から約100m離れたところで溶接しなければいけませんが,キャプタイヤケーブルはどんな太さを選べばよいですか(2次側ケーブル)。電源をワークの近くまで運ぶことができる場合のケーブルの太さはどうですか。
アーク溶接電源の2次側ケーブルの配線には,2次電流(溶接電流)に応じて,表1に示すJIS規定のキャプタイヤケーブルまたは溶接用ケーブルを使用しなければならない。接地側配線については,電気的に確実に接続された鉄骨などが使用できるが,この場合,鉄骨断面積は溶接用ケーブルの10倍以上必要である。2次側ケーブルの配線が長くなると電圧降下やインダクタンスの増加によって,溶接結果に悪影響を及ぼすことがある。
例えば80mmのケーブルに500Aの溶接電流を流した場合,長さ100mでの電力損失は約6kW(電圧降下12V)になる(図1参照)。太いケーブルを使用するほど,ケーブルの抵抗値が小さくなるので,電圧降下は少なくなる。また,ケーブルの巻き方によってインダクタンスが増加するので,引き回しにも注意が必要である。


参考文献
1)(株)日本溶接協会 建設部会編:鉄骨溶接施工マニュアル,産報出版(株),p.78,(1991)〈脇野 喜彦〉