- 接合・溶接技術Q&A / Q01-01-14
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Qすみ肉溶接のやせ馬防止のために逆ひずみ法がありますが,どの程度の逆ひずみを取ればよいのでしょうか。そのための治具の例も教えて下さい。
鋼の1パスすみ肉溶接による変形量は,佐藤らによりQ/h2の関数として与えられている1)(図1参照)。逆ひずみとしては,この値を与えればよい。
板厚 15mm
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入熱 Q= |
400×35 |
×60÷4.2=2500cal/cm |
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80 |
の時,これらの値を代入すると,図1の横軸の値は,
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2Q |
= |
2×250 |
=2080 |
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h2 |
1.5×1.5 |
となる。この時のδの値は,図1からδ=6.5×10-3radと与えられる。対象物の幅が小さい時は,図2のように溶接部の下にライナーを入れて板の両端を拘束する方法がよく用いられる。逆ひずみの値は,図中δをおよそδ=6.5×10-3radとすればよい。
また,多数のすみ肉溶接を連続して行う場合には,治具も大きくなり,図3中の高さが1m近くになることもある。



参考文献
1)佐藤邦彦ほか:溶接工学,(株)理工学社,p.86,(1979)〈北村 信男〉