- 接合・溶接技術Q&A / Q01-01-20
-
Q圧力容器,橋梁等で溶接部の落込みを防止する治具を考えたいのですが,どのようなものを考えればよいでしょうか。
一般に突合せ溶接部の変形防止,落込み防止には,あらかじめ継手に逆歪みをもうけたり,図1に示すようなストロングバックを用いるが,大径ノズルの取付溶接では,図2に示すような補強リブを2枚程度つけることが多い。さらに場合によっては,つっぱり棒を入れることもある。
円筒胴端部の真円を確保するための補強として,図3のような治具がある。これは胴が変形したまま付属品を取り付け,溶接すると,変形したまま胴が剛体となってしまうためで,場合によっては応力除去焼鈍(PWHT)時の真円補強も兼ねられる。
橋梁の箱桁部材の組立では,端部のボルト穴を利用してQ1-1-19の図2,図3のような変形防止治具を活用するのが効果的である。

〈服部 正司〉