接合・溶接技術Q&A / Q03-01-02

Q非破壊試験という言葉も使われていますが,非破壊検査とはどのような違いがありますか。

素材や製品あるいは構造物などを破壊せずに,きずの有無・その存在位置・大きさ・形状・分布状態などを調べる試験を言う。材質試験(材料の種類,不純物または合金成分,熱処理などによって,物理的特性が変化することを利用して材料の性質を調べる試験)や材料評価(製品や構造物などが,稼働中に応力,温度,腐食などの環境にさらされて,転位の増殖,元素の微視的な再配列または硬さの変化などが起こり,更に時間が経過をすることにより割れが発生するようになる。割れが発生する以前に材料の物理的性質の変化を非破壊的に検出することにより材料の状態を評価しようとする方法)に応用されることもある。

略記号としては,NDT(Non-Destructive Testing)が用いられている。

〈加藤 光昭〉

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非破壊検査一般

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試験と検査

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