接合・溶接技術Q&A / Q03-04-55

Q溶接部の斜角探傷法において,きず(欠陥)の高さ方向(厚さ方向)の寸法を測定する方法として,端部エコー法というのがあるそうですが,どのような方法ですか。

通常の探傷では,きず(欠陥)面からの反射エコーを検出しているが,きずの先端部に超音波を入射させると,図1に示すようにきず端部からのエコーが得られる。このとき,端部エコーのピークエコーが得られたときのビーム路程Wと探触子の屈折角θからきずの高さを求めることができる。

<裏面開口きずの場合>

NFTWFUcosθRB

<表面開口きずの場合>

NFWFLcosθRB

<内在きずの場合>

NF = (WFLWFU)・cosθRB

ここで,

NF

:きず指示高さ

T

:被検査体の板厚

WFU

:欠陥上端までのビーム路程

WFL

:欠陥下端までのビーム路程

θRB

:探傷子の屈折角

なお,垂直探傷法を用いた端部エコー法も場合によっては利用されている。

参考文献

1)(社)日本非破壊検査協会編:新非破壊検査便覧,(株)日刊工業新聞社,pp.327―330,(1992)

〈平澤 英幸 / 2012年改訂[一部修正・字句修正]〉

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超音波探傷試験

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きず高さの測定法

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