- 接合・溶接技術Q&A / Q06-08-01
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Q銅および銅合金の溶接において,なぜピーニングを行うのですか。
純銅や銅合金を溶接する場合,割れの発生に注意する必要がある。この割れの原因として,溶接の際に生じる残留応力や,結晶粒の粗大化が挙げられる。
そこで,溶接直後にピーニングを行うことにより,残留応力を軽減,結晶粒を微細化し,割れを低減させることができる1,2)。
ピーニング効果の一例として,写真1(a)に純銅の溶接部でピーニングを行った場合,写真1(b)にそうでない場合の断面組織を示す。この写真から,ピーニングにより結晶粒が微細化していることがわかる。
パス間温度については,パス間温度を高くして,下層が再溶融してしまうと,ピーニングの効果が無くなってしまうという報告もある3)。

参考文献
1)溶接シリーズ編集委員会:銅,銅合金・チタンとその合金溶接のかんどころ,産報出版(株),p.42,(1978)2)相原常男:溶接技術,Vol.32,No.9,p.72,(1995)
3)(社)溶接学会委員会資料:銅及び銅合金のハンマリング効果について
〈山本 佳克〉