- 接合・溶接技術Q&A / Q06-08-05
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Q鉛入りの黄銅を溶接すると,ブローホール等の溶接欠陥が発生するのですが,適切な溶接方法と溶接材料を教えて下さい。
鉛は溶接時において,比較的低温で溶解し,沸騰する性質を持っているため,ブローホールが発生する。また,Cu-Pb状態図(図1参照)に示すように液相と固相間の温度域を大きくする鉛が存在すると高温割れ感受性は高くなる。
このため,鉛入りの黄銅の溶接は困難である。鉛入り以外の黄銅の溶接は主としてGTAW,GMAWによる溶接が行われ,溶接材料としては低亜鉛黄銅の場合はシリコン青銅またはリン青銅の溶接材料が使用され,高亜鉛黄銅の場合はアルミ青銅の溶接材料が使用される。
注意:鉛は有毒物質ですから,溶接にあたっては厳密な安全衛生管理が必要です。

参考文献
1)(社)日本金属学会:金属データブック,丸善(株),p.440,(1974)〈石床 和正 / 2012年改訂[加筆]〉