接合・溶接技術Q&A / Q06-08-06

Qアルミブロンズを低合金鋼の上に溶接したところ,溶接部が硬くなりました。この原因と適切な溶接方法を教えて下さい。

アルミブロンズは,Cu-4~12%A1にNi,Mn,Feなどを添加した合金であり,機械的性質,耐摩耗性および海水に対する耐食性が良好である。

アルミブロンズ中のFeは,硬さを増加させる傾向がある。Feが過剰になると写真1に示すように遊離鉄となって溶接金属中に析出し,溶接金属を硬化させ,溶接割れを発生する危険がある。

このために,鋼の上に溶接する場合,鋼の溶込みが少なくなるように注意する必要がある。

参考文献

1)宮崎誠三:溶接技術,Vol.30,No.8,p.61,(1982)

2)大前堯,吉田康之:溶接技術,Vol.34,No.2,p.36,(1986)

〈山本 佳克〉

このQ&Aの分類

特殊材料

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アルミブロンズの溶接材質:アルミブロンズ,低合金鋼(母材)施工法:TIG,MIG溶接

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