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「溶接用語事典」編集裏ばなし(その1)

本事典を執筆するに先立ち、ワーキング・グループでは執筆方針を議論しています。まず第1の狙いは、できるだけ読者の方々に理解していただくために、辞書(辞典)ではなく事典(百科事典に近いもの)を狙いとすることとしました。この狙いが達成されたかどうか、是非読者の皆様のご批判を頂戴したいと考えています。

第2の狙いは、WEの方々のみならず、溶接構造物の設計や製作・加工、取付、製造管理、現場建方管理、品質管理全般、安全衛生、試験・検査、保守・保全などに従事されている方々にも広くご利用いただけるものとしたい、ということであります。

溶接構造物の完成までには、設計、製作、据付・建方、検査、品質マネジメントなど多くの専門領域を持つ方々の参加とそのチームワークが不可欠となります。そのための基本は、各参加メンバのコミュニケーション能力であり、正しい用語の活用が必須になると考えています。プラントや建造物などの運転・運用、保守・維持管理を行う方々やチームでも同様でありましょう。なおAWS(米国溶接協会)では、技術者に求める能力の第1は、専門用語の正しい理解と活用であることを強調しております。

従いまして、まず溶接管理技術者認証者の方々が率先して購入し、活用してみて下さるよう熱望いたします。

執筆・編集でのエピソード

執筆・編集に際しては、幾つかの苦労話やエピソードがありました。本事典の特徴を説明するために、これらのエピソードを紹介することも一つの方法であると考え、今後このWE-COMマガジンにしばらく連載していく予定です。引き続き本連載記事のご愛読をお願いもうしあげます。


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