世界最大級の溶接・接合専門展示会「2014国際ウエルディングショー」(日本溶接協会・産報出版主催)が4月23日開幕する。26日までの4日間、東京・江東区の東京ビッグサイト東5・6ホールで開かれ、今回は溶接・接合・切断・検査など広範な分野から約200社が出展する。このうち新規出展社は全体の4分の1、海外直接出展は2割を占め、技能伝承を見据えた各種企画、市場の最新動向を伝える講演・セミナー、主要団体の総会・大会なども行われる。トレードショーとしての機能もあり、専用ウェブサイト(http://www.weldingshow.jp/)では、出展社リストやフロアプランなどの情報を公開している。
国際ウエルディングショーは4年ぶりの東京開催となる
(写真は2010年のショー会場)
◇ ◆ ◇
今回の目玉企画、全国選抜高校生溶接コンクールは4月26日、特設会場内で第5回関東甲信越高校生溶接コンクールと同時開催。全国9地区から集う最多18人が「高校生溶接日本一」の座を競う。種目は被覆アーク溶接、競技課題はA-2Fで即日審査を行い、最優秀賞1人と優秀賞・優良賞各5人以内を成績優秀者として表彰する。さらに、特設会場は4月23〜25日の3日間を技能伝承プラザと位置付け、優秀技能者による実演を披露。溶接技能の向上と溶接の社会的認知度アップを図る。
ビジネスマッチングは、Eメールを活用したビジネスマッチングシステムを今回も採用。来場者と出展社のアポイントを効率よく設定し、ニーズの吸い上げにも貢献するサービスで出展効果を拡大する。今回は溶接に特化したポータルサイト「溶接ナビ」(http://www.welding-navi.jp)も駆使し、関連製品情報の発信や同サイトを通じたマッチング機能強化を図る。