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水素切断について

4. 水素切断の適用事例

今まで水素切断について説明してきたが、その特徴を活かした適用事例を以下に示す。

  • ①ピアシングが多い切断 ⇒ ピアシングが速い
  • ②条材切断 ⇒ 歪が小さい
  • ③開先切断 ⇒ 予熱の集中性
  • ④サーピン切断 注) ⇒ プロパンよりも安全
  • ⑤ガス組成に炭素を含まない ⇒ 予熱の集中性

注)サーピン切断:板継部の厚板端部をテーパ加工する熱切断処理をいう。一般的にはガス切断により行われる。


水素切断の適用例として、ロボットで小物の開先切断している様子を動画4に示す。

動画4 ロボット水素切断

(PCではFlashPlayer10.1以上が必要です)

5. おわりに

最近、環境に対する意識がますます高まりCO2削減が叫ばれるなか、環境にやさしいクリーンエネルギとしての水素を用いた水素切断が、プロパンやアセチレン等の一般に使用される燃料ガスと比較しても安全で、ピアシング及び切断性能に優れ、切断変形が小さい等の優位点があることから、今後普及が進むと思われる。


< 略 歴 >

石 井 幸 二

1990年 日本工業大学 大学院 工学部 機械工学科卒業
1990年 株式会社田中製作所(現:日酸TANAKA株式会社)入社 開発部配属
2014年 日酸TANAKA株式会社 生産・技術本部 開発部 部長 現在に至る

古 城   昭

1982年 芝浦工業大学 工学部 金属工学科卒業
1982年 小池酸素工業株式会社入社 精機工場 研究室配属
2014年 同社機械事業部 開発部 部長 現在に至る


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