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自動車サブフレームのFSWによる
異種金属接合技術実用化

これにより、当初の目標通りに1日当り1500台以上の生産を続けており、量産開始から3年で累計120万台以上に達した。また、ロボットFSW接合システムはオールアルミニウム製のサブフレームにも適用でき、6万台以上生産している(図1920)。

図19 ロボットFSW装置を適用した
オールアルミニウムサブフレーム

図20 ハイブリッドサブフレームと
オールアルミニウムサブフレームの比較

これらの技術開発により、狙いであった軽量化と高剛性化の相反する要件を両立させる事ができた。25%(8kg)の軽量化と20%の剛性向上により、軽快な走行性と乗り心地の向上と共に低CO2化を達成できた。加えて、アーク溶接長の削減とFSWによる効率向上により、接合工程における電力使用量を半減した。

6. まとめ

今後の展開として、これらの技術を適用拡大して、これまで、軽量化が困難とされてきた部品の軽量化を進めていく計画を持っている。より高強度な材料や接合が困難な材料に対応するためにも、接合時に大きな負担がかかっているツール(材質や形状等)の改良を進めている。

 

参考文献

1) 例えば、溶接学会:摩擦攪拌接合−FSWのすべて−,産報出版株式会社,第1章,p.12-31(2006)

2) 武田 実佳子,漆原 亘,松本 克史,加藤 淳:抵抗スポット溶接法によるFe-Al異材接合技術の開発,神戸製鋼技報,Vol.57 No.2,p.69-73(2007)

3) Industrial Robot:An international Journal,Volume 31,Number 1,p.55-63(2004)

4) Industrial Robot:An international Journal,Volume 37,Number 1,p.36-50(2010)

< 略 歴 >

佐 山  満
(さやま みつる)

1982年 芝浦工業大学 工学部 機械工学第2学科 卒業

1982年 株式会社小松ゼノア 入社 埼玉工場配属

1985年 株式会社本田技術研究所 入社 栃木研究所配属

2015年 同社 四輪R&Dセンター 第9技術開発室 主任技術員

現在に至る


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