また、撮影された画像を用いて、溶融池のスラグ流動や、ビード幅計測、スパッタカウンティング、溶融池の周囲長計測等の画像解析も行うことができる。図17はレーザ溶接の溶融池解析事例を動画で示したものである。溶融池のスラグの流れのベクトル解析(左上)、同じく流線表示(右上)、溶融池の周囲長解析(左下)、元画像(右下)となっている。
図17 レーザ溶接における溶融池解析事例
6. まとめ
溶接現象の解明の為には、溶融部およびその周辺の可視化が不可欠である。ブローホール発生や、溶込み不良等の不具合の改善、電流値や溶接速度の適正化には可視化による状況確認が有効である。従来はまずは溶接を行い、溶接後の状態から様々な推測を立て改善を行うことが多かったが、このような可視化手法を用いることにより、実際の溶接・溶融状態を確認しながら改善できるので、検討時間の大幅な削減につなげることができる。
< 略 歴 >
| 穐 近 明 (あきちか あきら) |
1999年 日本大学 理工学部 物理学科 中退 2002年 株式会社ノビテック入社 画像計測システム部配属 2011年 同社 執行役員営業本部長 現在に至る |








