初日の開幕記念講演は、基調講演として、全国各地での講演やモデルロケット教室を通じ、夢を諦めない事の大切さを伝える活動を展開する、植松努氏(植松電機社長)を講師に招き、「ものづくりと人づくり―思うは招く」と題して講演する。最終日には特別企画としてSF作家と溶接技術者による対談「トークショー/SFにみる未来の溶接技術」(SF作家・笹本祐一氏、東京工業大学教授・高橋邦夫氏)を行う。
展示・実演と講演で構成する「5大フォーラム」では、4月26日にレーザ加工と鉄骨加工の、27日には非破壊検査、コーティングおよびスマートプロセスの各講演会を行う。
展示会場内の技能伝承プラザでは「溶接はおもしろい」をテーマに4日間を通じて特設イベントを企画する。
初日(25日)の「溶接女子に話を聞こう」では、女性現役溶接士による実演とトークコーナーを実施する。26日の「技能習得に励む学生とともに溶接を体験しよう」では、専門校の学生による実演を行うとともに、来場者の希望に応じて溶接シミュレーターによる疑似体験もできるようにする。
最終日の28日には「第9回関東甲信越高校生溶接コンクール」を開催する。日溶協東部地区連絡会を構成する11の協会がそれぞれ2人の高校生を推薦し、全22人の参加を予定している。
「ビジネスマッチング」では、Eメールを活用したビジネスマッチングシステムを今回も採用する。来場者と出展社のアポイントを効率よく設定し、ニーズの吸い上げにも貢献するサービスで出展効果を拡大する。
このほか、現場に役立つ技術情報などを発信する「トレンドセミナー」や、ショートプレゼンテーションが好評を博している「テーマ別ソリューションミニセミナー」などの恒例企画の開催も計画している。
7回目を迎える「溶接連合講演会」(4月26日、溶接学会・日本溶接協会・産報出版共同主催)は、従来の講演会と会場内特設ブースでのミニ講演会の実施といった新たな構成で運営する。
この他会期中には「溶接学会春季全国大会」(24−26日)や、「アジア溶接連盟(AWF)の会合」(25日)も同時に開催される。
またWE-COMマガジンで好評連載中のコミック「浪速博士の溶接がってん」を冊子化して、従来のウェルディングショーでVol.1〜3を配布してきたが、今回もその続編としてVol.4とVol.5を無償配布する。部数限定配布なので、ウエルディングショーに来場予定の方は、ぜひお早めにJWESブースにお越しいただきたい。
本ショーがハブとなり、先端技術が世界から結集するとともに、日本の技術がアジア、世界へと発信されていくことが期待される。