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「溶接用語事典」編集裏ばなし(その3)

 

weld appearance:溶接(部)外観、weld bead:溶接ビード、weld crack:溶接(部)割れ、weld gage:溶接(部計測)ゲージ、weld groove:溶接開先、weld interface:溶接境界部(我が国ではボンド部の呼称が多いが。bond は和製英語のようだ)、weld toe:溶接(部)止端(部)、weld tab:溶接タブ(我が国ではエンドタブの呼称が多いが。和製英語か、それとも昔は終端部しか取り付けなかったのか?endには端の意味もあることはあるのだが)、weld pass:溶接パス、weld pass sequence:溶着(溶接パス)順序、 weld joint:溶接継手。

一方、Weldingは動名詞であり、溶接するという動作・行為に関係する場合に使用される。溶接作業や溶接施工に関係する用語、溶接するために使用する機械・設備、溶接材料にはWeldingが用いられる。

welding procedure:溶接施工(法)、welding process:溶接法(JISでは溶接法としているが、溶接管理技術者資格制度(WEと略称)の基礎を築いたM先生によれば、溶接法を使うべきであると。事典では溶接法としている。JISと不整合の数少ない事例である。なお非破壊検査技術者資格制度(JSNDI と略称)では方法としているが、原語がprocess ではなくmethodである)、welding wire:溶接ワイヤ、welding electrode:溶接電極、welding equipment:溶接設備(機械)、welding fume:溶接ヒューム、welding position:溶接姿勢、welding power source:溶接電源、welding skill:溶接技能(技量)、welding arc:溶接アーク等々。

なお、welding symbol:溶接記号(体系全体を指す)、weld symbol:(溶接記号の)補助記号として使い分けられている例がある(米国AWS)。溶接記号のISO 英文名は、symbolic representation of welds であり、JISはヨーロッパ方式にならっている。このあたりの使い分けになると、溶接するための記号なのか(AWS)、溶接部についての指示記号なのか(ISO、JIS)我々のついていけない領域の話のようである。


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