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ステンレス鋼各種溶接材料,
JIS Z 3221, JIS Z 3321およびJIS Z 3323
改正内容の解説

4.3 品質

代表的なステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤの品質規定を、表4、表5に示す。

表4 溶着金属の化学成分
(ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ)(抜粋)

化学
成分を
表す
記号
化学成分 (%)
C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu   N   Nb+Ta
308 0.08
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
9.0〜
11.0
18.0〜
21.0
0.5
以下
0.5
以下
308L 0.04
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
9.0〜
12.0
18.0〜
21.0
0.5
以下
0.5
以下
309 0.10
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
12.0〜
14.0
22.0〜
25.0
0.5
以下
0.5
以下
309L 0.04
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
12.0〜
14.0
22.0〜
25.0
0.5
以下
0.5
以下
309LMo 0.04
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
12.0〜
16.0
21.0〜
25.0
2.0〜3.0 0.5
以下
310 0.20
以下
1.0
以下
1.0〜
2.5
0.03
以下
0.03
以下
20.0〜
22.5
25.0〜
28.0
0.5
以下
0.5
以下
316 0.08
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
11.0〜
14.0
17.0〜
20.0
2.0〜3.0 0.5
以下
316L 0.04
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
11.0〜
14.0
17.0〜
20.0
2.0〜3.0 0.5
以下
347 0.08
以下
1.0
以下
0.5〜
2.5
0.04
以下
0.03
以下
9.0〜
11.0
18.0〜
21.0
0.5
以下
0.5
以下
8×C〜
1.0
409Nb 0.12
以下
1.0
以下
1.2
以下
0.04
以下
0.03
以下
0.6
以下
10.5〜
14.0
0.5
以下
0.5
以下
8×C〜
1.5
430Nb 0.10
以下
1.0
以下
1.2
以下
0.04
以下
0.03
以下
0.6
以下
15.0〜
18.0
0.5
以下
0.5
以下
0.5〜
1.5

表5 溶着金属の機械的性質(抜粋)

化学成分を
表す記号
引張強さ
MPa
伸びa)
%
溶接後
熱処理
308 550以上 30以上 なし
308L 520以上 30以上 なし
309 550以上 25以上 なし
309L 520以上 25以上 なし
309LMo 520以上 15以上 なし
310 550以上 25以上 なし
316 520以上 25以上 なし
316L 485以上 25以上 なし
347 520以上 25以上 なし
409Nb 450以上 15以上 ありb)
430Nb 450以上 13以上 ありc)

注 a) 標点距離は、試験片平行部直径の5倍とする。

b) 試験片の加工前に730〜760℃の温度で1時間加熱した後、1時間当たり55℃以内の冷却速度で315℃まで炉冷し、その後空冷する。

c) 試験片の加工前に760〜790℃の温度で2時間加熱した後、1時間当たり55℃以内の冷却速度で600℃まで炉冷し、その後空冷する。

 

 

(文責:赤秀公造)


(WE-COM会員のみ)