5.まとめ
本稿では、一般的な材料試験である引張試験、曲げ試験、硬さ試験の目的や方法などについて概説した。これまで述べた通り、一概に材料試験と言っても試験によって試験片形状や評価項目など多種多様なため、目的に沿った試験を見極める事も必要である。特に溶接構造物は熱の影響などから不均質な状態が生じやすいためより多くの検討が必要になる。今後試験を実施する際に、本稿が一助となれば幸いである。
< 参考文献 >
1) 須藤一:材料試験法, 内田老鶴圃, p.2
2) 矢澤健三, 山名式雄:材料試験入門, 工学図書株式会社, p.30-31
3) 日本工業規格 JIS Z 3221(2008)
4) 石井勇五郎:鋼材溶接部の非破壊検査像と機械的強度の関係 高圧力 Vol.6 No.3(1968), 10-16
5) 大畑充:溶接継手強度の基礎, 溶接学会誌 Vol.77 No.7(2008), 50-56
6) 杉野毅:溶接継手の性能トラブルの調査方法, 溶接学会誌 Vol.84 No.4(2015), 50-53
< 略 歴 >
| 岡 部 俊 明 (おかべ としあき) |
2001年 横浜国立大学大学院 工学研究科物質工学専攻 博士前期課程 修了 2001年 神鋼溶接サービス株式会社 入社 技術調査部 技術室 配属 2010年 博士(工学) 取得 2011年 神鋼溶接サービス株式会社 技術調査部 試験室 試験係 係長 2015年 同社 技術調査部 技術室 主任研究員 現在に至る |
| 奥 村 博 子 (おくむら ひろこ) |
2014年 京都工芸繊維大学 工芸科学部 卒業 2017年 神鋼溶接サービス株式会社 入社 技術調査部 技術室 配属 現在に至る |








