6. おわりに
インバータ制御による高速な出力制御により、アーク溶接は大きな進歩を遂げてきた。今後は、溶接電源の機能として、IoT 化に対応し、溶接工程や溶接電源そのものの状況を監視・管理できる機能の開発が進んでいくと思われる。また、溶接電源を WAAM (Wire Arc Additive Manufacturing)と言われる積層造形技術に適用するといった、用途の広がりにも注目していきたい。その一方で、これまで通り高能率な溶接プロセス開発も進めていかなければならないと考え、誰にでも使いやすく良い溶接結果が得られる溶接電源を目標として開発に挑戦していく所存である。
< 参考文献 >
1) 三田常夫:アーク溶接技術発展の系統化調査、技術の系統化調査報告、第23集(2016)、pp.391-527
2) 山本ら:短絡移行アーク溶接における短絡時間率制御について (第4報)−機械的短絡移行アーク溶接法の検討−、溶接学会全国大会講演概要、Vol.12 (1973)、pp.294-295
3) 馬塲勇人:高電流埋もれアークを用いた高能率アーク溶接システム「D-Arc」の開発、日本溶接協会WE-COMマガジン、第30号(2018)
4) 馬塲勇人:フラックス入りワイヤを用いた厚板高能率溶接法の開発―超高速ワイヤ送給GMA溶接システムの開発(第四報)―、溶接学会全国大会講演概要、Vol.107 (2020)、pp.16-17
5) 門田ら:デジタルインバータ制御式交直両用パルスTIG溶接電源の開発、溶接法研究委員会資料、JIW-12-2729-18(2018)
< 略 歴 >
| 門 田 圭 二 (かどた けいじ) |
2012年 大阪大学 工学研究科 マテリアル生産科学専攻生産科学コース 2012年 株式会社ダイヘン 入社 溶接機事業部 研究開発部 配属 現在に至る |








