相談例57.ろう材の評価試験について
新しいろう材の採用を検討しています。新しいろう材を使う母材の組合せは、①銅合金+銅合金、②純銅+純銅、③銅合金+純銅の3種類です。この場合、3つの母材の組合せすべてに対して強度試験が必要ですか?
回答
(1) 今のろうと新しいろうの強度比較だけならば、母材の組合わせが3種類(銅合金+銅合金、純銅+純銅、銅合金+純銅)あっても、どれか一つの組合わせで強度試験を行えば良いと考えられます。従って、今のろう材で行ったのと同じろう付継手強度試験を新しいろうで行って、評価すれば良いと考えます。
ろう付継手の強度試験は、JIS Z 3192-1999 "ろう付継手の引張およびせん断試験方法”に規定されています。この場合、すき間が強度に影響しますので、ろう付のすき間を今のろうと新しいろうで同じとして下さい。
(2) ろう付け継手の強度は必ずしもろうだけで決まるとは限らない点にも注意必要です
には、ろう付継手の強度が記載されています(図1)。図には異なる種類の母材に同じろうを用いた際の継手強度が示されており、強度の高い母材を用いた場合及びすき間の狭い場合に継手強度が高くなります。
なお、用途によりましては、強度以外の特性たとえば導電性や耐食性の評価も検討された方が良いかも知れません。









