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第21回

相談例62.組合せ溶接のWPS承認について

溶接施工法の承認について教えて下さい。いま、JIS Z3422-1(金属材料の溶接施工要領及びその承認―溶接施工法試験)の試験を実施した2つの溶接施工法承認記録(WPAR, Welding Procedure Approval Record)があります。1つ目は、板厚2mmのSUS304で、I開先、溶加材なし、片面1層のティグ溶接で、2つ目は、板厚4mmのSUS304で、V開先、溶加材有、片面多層盛のティグ溶接です。この2つの溶接施工法を組み合わせて、板厚4mmのSUS304で、V開先、初層は溶加材なし、2層目以降は溶加材有のティグ溶接の溶接施工法が承認されるでしょうか。

回答

溶接施工法承認記録(WPAR)は、検査員又は検査機関によって承認されなくてはなりません。この検査員又は検査機関を、いずれにするかは、契約当事者間の協議となっています。従って、 本相談のWPSの承認は客先との協議事項になります。

なお、JIS Z3422-1では、”複数の溶接方法を組み合わせた施工法に対しては、各溶接方法での個別の溶接施工法試験によって、溶接施工承認を得ることができる。" と規定されています。従って、板厚4mmの開先を、ルート部を板厚2mm・I開先のWPARと同じ開先形状(すなわちルート面を(1.4~2)mm)としたV開先とすれば、客先承認が得られる可能性がありますので、客先と相談して下さい。


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