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年 頭 所 感

一般社団法人 日本溶接協会
会 長 粟飯原 周二

新年明けましておめでとうございます。

昨年、IIW2022年次大会・国際会議が18年ぶりに日本に招致され、7月17日〜22日に東京で開催されました。同会議は、経済産業省から後援及び基調講演を頂きました。前週の7月13日〜16日にコラボイベントとして行われた国際ウエルディングショーでは、国際会議と同じテーマ「カーボンニュートラル実現と持続可能な発展を支える溶接・接合技術の革新」に沿ってコラボ展示コーナーを設置し、溶接界が目指す未来像を紹介しました。

同会議は、コロナ禍のため、初めてオンラインを併用したハイブリッド形式で開催しましたが、同伴者を含めて43カ国から850名(対面583名、オンライン267名)の参加があり成功裏に終了しました。今回実施した会議のオンデマンド配信サービスは、評価が高く、今後、新スタイルの国際会議の先駆けとなるかもしれません。

認定・認証事業のサステイナブル化では、溶接技能者評価試験の受験者サービス・認証品質向上及び事務手続き効率化を目的としたWEB申請システム『e-Weld』が昨年4月から全国展開されました。順調に推移し、WEB申請が定着し始めています。本年は、溶接管理技術者のWEB申請システム化に着手します。

国際ウエルディングショーを見学された方は、AMプロセスを利用した次世代ロケットエンジン部品等の展示をご覧になったと思います。今号では、WAAM(ワイヤアーク金属積層造形:Wire Arc Additive Manufacturing)を特集記事として取り上げ解説しております。3年前に立ち上げた3D積層造形技術委員会は、現在、委員会社が43社となり、本委員会への期待と認知度が高まっています。委員相互の情報共有や学会・各種メディアと連携し情報発信に努めてきましたが、今後は、認定・認証の国際規格化の動向を把握し、国内のニーズの収集と分析に対処できる体制を構築して、要素技術開発やその規格化に注力したいと考えています。

その為の啓発活動として、溶接・接合を取り巻くトピックスをWE-COMマガジンでは継続して掲載してきており、今号で第47号となるWEBマガジンの発行となりました。昨年から始まった『4コマ風漫画“肥後博士の溶接バッテン!X”』では、溶接技能者及び溶接管理技術者の単純な思い込みに警鐘を鳴らしている内容となっています。漫画下段の解説では、その理由を分かりやすく解き明かしていますので、是非ご参考として頂ければ幸いです。

WE-COMマガジンの発行に加え、WE-COM技術相談についても継続して運営しており、これらの活動を通じて当協会は、今年も各種課題の解決とサステイナブルな協会活動の確立に努め、溶接界の更なる発展に貢献します。

最後になりますが、当協会の活動に対してご支援、ご協力を頂いている皆様方に心より感謝申し上げますとともに、本年が皆様方にとってより良い年となりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

 


(WE-COM会員のみ)