これまでのアーク溶接による感電による死亡災害は,次に示す傾向を示しています。
① 発生季節 7月から9月に集中している。
② 地域 東京以西に多い。
③ 感電部位 溶接棒およびホルダ
一方,特徴的な作業形態としては,次のようなものがあります。
① 狭あい場所での作業:タンク,管などの導電体で囲まれている場所では,姿勢,行動も制限されるため溶接棒及びホルダなどの帯電部に接触する危険性が大きくなる。
② 高所作業(梯子の昇降時を含む):高所作業での電撃ショックによる落下。
③ 野外作業:作業途中で雨が降ったにも拘わらずに作業を強行する。
溶接情報センター 動画「アーク溶接作業の安全と衛生 - 確かな溶接作業をするために -」
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4.2 感電防止器具
4.2.1 溶接棒ホルダ
アーク溶接で溶接棒を保持して電流を通じる手溶接の器具で,その種類,電撃の防護及び品質などについては,JIS C 9300-11:2008で規定されています。一方,労働安全衛生規則第331条に,“アーク溶接等(自動溶接を除く)に使用する溶接棒等のホルダは,JIS C 9300-11(溶接棒ホルダ)に定めるホルダの規格に適合するもの又はこれと同等以上の絶縁耐力及び耐熱性を有するものでなければ,使用してはならない。”と規定しています。
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