4.3.2 安全電圧,許容接触電圧
電撃の危険性は,主に電流の大きさによって決まり,電圧の大きさは二次的なものです。
電撃を受けたとき人体に流れる電流は,人体抵抗を含めた電気回路の抵抗値が同じであれば,電圧の低いほど,電流値が小さくなり電撃の危険性は低下します。電源は一般に電圧表示しているため,人体に危険とならない程度の電圧を“安全電圧”と称し,日本では最大30Vが用いられています。また,大地に立っている人間が充電部に触れて電撃を受けた場合,電源の電圧は接触部位の抵抗,人体の抵抗及び大地の抵抗に分けられますが,特に,人体に加わる抵抗を“接触電圧”といい,電撃の危険性は接触電圧の大きさによって二次的に決定されます。
(社)日本電気協会の[低圧電路地保護指針](JEAG 8101:1971)によれば,人が接触する場合の状況に応じて,許容しうる接触電圧は,表4-2のように示されています。
表4-2 許容接触電圧
| 接触状況 | 許容接触電圧 | |
| 第1種 | ・人体の大部分が水中にある状態 | 2.5V以下 |
| 第2種 | ・人体が著しく濡れている状態 ・金属製の電気機械装置や構造物に人体の一部が常時触れて いる状態 |
25V以下 |
| 第3種 | ・第1種,第2種以外の場合で,通常の人体状態において接触 電圧が加わると,危険性が高い状態 |
50V以下 |
| 第4種 | ・第1種,第2種以外の場合で,通常の人体状態において接触 電圧が加わっても危険性が低い状態 ・接触電圧が加わるおそれがない場合 |
制限なし |
溶接情報センター 動画「アーク溶接作業の安全と衛生 - 確かな溶接作業をするために -」
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