溶接技術交流会(WE-COM)はこの7月で発足後1年になります。多くの方々から会員登録をいただき感謝申し上げます。順調に立ち上がったと思っていますが、今後更に多くの方に周知して、より一層の組織拡大を図ることが課題でもあります。
この会の第一の目的は溶接管理技術者資格を取得された皆様に、業務上必要な技術情報をタイムリーに提供することであります。そのため溶接技術に関するウエブマガジンの発行と技術相談が当面の活動の2本柱と考えています。
マガジンは3ヵ月毎の発行で今回が第5号になります。幸い多くの方々から評価をいただいていますが、今後より一層の内容の充実に努める所存です。
一方、技術相談についてはウエブ上のシステム構築に時間を要したため、半年遅れ(24年1月)のスタートになりました。会員の皆様に、まだ十分には知られていない状況ですが、3月までの2ヶ月半で早くも10数件の相談が寄せられています。ここで、これまでいただいた相談の中から、公開を承認いただいた二三の例を要約して紹介します。参考にしていただければ幸いです。
この技術相談は、もの造りを進める上で解決する必要のあるような実務で生じる問題に対応できるよう、経験・知識が豊富な回答陣で体制を整えていますので技術的な内容であれば、どのような相談でも遠慮なく投稿ください。技術相談が会員各位の仕事にお役立てできればと願っています。
相談例1.厚板の突合せ溶接(鉄製階段の側板) → 2
相談例2.非低水素系溶接棒の乾燥 → 3
相談例3.亜鉛メッキ鋼板のピット、ブローホール対策 → 4