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2012 国際ウエルディングショー

67,000人来場、溶接界の新潮流に注目

日本溶接界最大のイベント、「2012国際ウエルディングショー」(日本溶接協会・産報出版主催)が4月11日―14日の4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。主催者テーマ展示では高強度鋼板を溶接する新技術を世界で初めて開発したNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトの成果を公開。特設イベントの技能伝承プラザでは優秀技能者による匠の技を披露した。最新技術の初公開、レーザ加工機や溶接ロボットなどウエルディングショーならではの迫力満点の実演が好評を博した。14日に誘致した第1回関西地区高校生溶接コンクール(関西地区溶接協会連絡会主催)などの新企画も注目を集め、4日間で約6万7,000人が来場した。

 

  

4日間で6万7,000人が来場(インテックス大阪)。来場者参加型のデモも好評だった

 

1969年の第1回から数えて22回目となる今回のテーマは「日本から世界へ、世界から日本へ―人・技術・国を結ぶ溶接接合技術」。

ものづくりに不可欠な要素技術の一つ、溶接に関する専門展示会として認知される従来からの技術ショーの性格に加え、トレードショーの色彩を強化し、産業界の直面する課題に一つの方向性を示した。 恒例企画の開幕記念講演、5大フォーラム(レーザ加工、鉄骨加工、非破壊検査、ファインプロセス、コーティング)に加え、優秀技能者による溶接実演、最終日の第1回関西地区高校生溶接コンクール(関西地区溶接協会連絡会主催)も多くの来場者の関心を集めた。

出展社数は196社・団体で前回東京(10年、203社・団体)、前々回大阪(08年、207社・団体)に匹敵する水準を確保した。


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