
テープカットで開幕(4月11日)
11日の開会式の冒頭、主催者を代表して挨拶した宮田隆司日溶協会長は、今回でウエルディングショーの開幕に当たり、発生から一年が経過した東日本大震災について「あらためて被災された方にお見舞い申し上げるとともに、海外から多くの励ましをいただき御礼申し上げる」と述べた。
震災後も欧州金融危機やタイ大洪水などが重なり、日本の製造業、また、今回の出展者にとって厳しい環境を強いられた中「多くの出展を得て盛大なショーになった」と謝意を表明。新規出展が71社・団体(前回54社・団体)と全体の3割を超えたことを今回の特徴に挙げ「溶接界の新しい流れを感じている」と語った。
海外からの直接出展が25社・団体となったことについては「極めて国際色豊かなショー」と述べるとともに、会期中、AWF(アジア溶接連盟)の総会が開催されることにもふれ、今回のショーが国内外の溶接関連産業の一層の発展につながるよう「活発な交流の場となることを期待する」と挨拶した。
産報出版の馬場信社長は、「強調したいのは、新規性が高く、豊かな国際色」と語り、アジアのハブ展示会の位置づけに相応しい今回のショーの特徴を紹介するとともに「このショーを通じ世界に向け最新技術を発信していきたい」と語った。
震災についてはようやく復興の緒に就いたところと指摘し「国土および産業の復興に際して、溶接は重要な役割を担うと認識している。海外の皆さんの支援をいただきながら、復興の一端を支え、溶接技術が期待を果たせるようがんばっていく」と述べた。
最新技術・製品の展示・実演、講演で構成される恒例の5大フォーラムは、レーザ加工、鉄骨加工、非破壊検査、ファインプロセス、コーティングのテーマごとに着実に受講者を集めた。
NEDOは、2007年度から2011年度まで実施した「鉄鋼材料の革新的高強度・高機能化基盤研究開発プロジェクト」で従来困難だった高強度鋼板を溶接する新技術を世界で初めて開発。今回、世界で初めて純アルゴンガス雰囲気中で安定して溶接できる「クリーンMIG溶接技術」を開発し、高強度鋼板を高い強度・靱性で安定して溶接することに成功した。
NEDOブースでは、「クリーンMIG溶接技術」をロボットを用いた実演や、開発した溶接技術を実構造物に適用した「橋梁向け大型模擬構造体(モックアップ)」を展示するほか、「レーザ・アークハイブリッド溶接技術」、「水素脆化」を含め19テーマの成果および試作物を展示した。







