6.2 ヒュームの特性
ヒュームは,粒径0.1マイクロメートル(μm)[0.0001mm]程度の粒子が鎖状につながり,写真6.1の電子顕微鏡で見られるような形状で,職場の環境空気中を浮遊しています。

写真6.1 ヒュームの電子顕微鏡写真
6.3 ヒュームの発生量及び化学組成
6.3.1 ヒューム発生量
ヒュームは,使用する溶接方法,溶接材料の種類,溶接条件などにより発生量が異なります。表6.1にその一例を示します。
表6.1 ヒューム発生量(一例)
| 対象材料 | 溶接法 | JIS | 径 (mm) |
溶接 条件 |
ヒューム 発生量 (mg/min) |
| 軟鋼及び 490N/mm2級 高張力鋼 |
CO2アーク溶接 | YGW11 (ソリッドワイヤ) |
1.2 | 280A-30V | 630 |
| T490T1-1CA-K-U (フラックス入りワイヤ) |
280A-31V | 697 | |||
| 被覆アーク溶接 | E4319 (イルミナイト系) |
4.0 | 170A | 415 | |
| E4316 (低水素系) |
308 | ||||
| セルフシールド アーク溶接 |
T491T3-1-N-K (フラックス入りワイヤ) |
2.4 | 300A-28V | 2480 | |
| ステンレス鋼 | CO2アーク溶接 | TS308FC1 (フラックス入りワイヤ) |
1.2 | 200A-29V | 480 |
| 被覆アーク溶接 | ES308-16 | 4.0 | 140A | 229 |







