2. クリーンMIG溶接法開発の考え方
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図3 純アルゴンガスシールドミグ溶接における陰極点挙動(動画あり)
鋼板の純アルゴンガスシールドのミグ溶接を高速度ビデオで観察した例を、まず示す。図3は、陰極点によるクリーニング作用の状況を撮影したものである。溶融池前方部に複数の輝点(陰極点)が激しく動き回るのがわかって頂けよう。また、このときのワイヤの溶融状況にも注目してみると、図4に示すようなワイヤ先端に溶融し始めた異常に細長く伸びた円錐状の尖り部(全て溶融した状態ではないが「溶融液柱」と呼ぶことにする)が生じ、これが極めて不安定に回転、伸縮を繰り返し、アークも連動して不安定に変動していることもわかって頂けよう。いわゆる回転スプレー移行的な状況である。これが一般の純アルゴンガスシールドミグ溶接現象の特徴であるが、微量の活性ガスを混合するとクリーニング幅(陰極点の挙動範囲)も狭まるとともに、ワイヤ先端の溶融液柱の長さも短縮し、アークは安定化することが確認されている3)。
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図4 純アルゴンガスシールドミグ溶接のワイヤ溶融(動画あり)











