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アーク溶接作業の安全と衛生
(第6回)

7.4  防止対策

屋内作業場における一酸化炭素(CO)ばく露の実態(一例)(前掲図7.2)及び災害事例(前掲表7.1)が示すようにアーク溶接,特にシールドガスに炭酸ガス(CO2)を用いるマグ溶接では,屋内作業においても作業場の環境条件次第では,溶接作業者が高濃度の一酸化炭素にばく露される危険をはらんでいます。

それらの危険を回避するためには,タンク内などの狭あいな場所において溶接を行う際は勿論のこと,通風が不十分な屋内で作業を行う場合にも十分な換気を行い,作業場所の気中一酸化炭素(CO)濃度を日本産業衛生学会が勧告する許容濃度50ppm以下に保つことが必要です。

 

溶接情報センター 動画「アーク溶接作業の安全と衛生 - 確かな溶接作業をするために -
(20:09〜20:51部分) Playボタンで該当シーンのみ再生します(PCのみ対応)

 

(1) 局所排気

局所排気は,ヒュームだけでなく一酸化炭素などのガスの除去にも効果を発揮するが,その種類,形式などは多様であり,設置に関しては専門家の意見,アドバイスを受けることが大切です。

排気の要件として,吸引フードは,①アーク発生源(即ち,CO発生源)にできるだけ近い位置に置き、②作業者の呼吸域を通って吸引されるような位置には置かない。

吸引ダクトは,?@長さはできるだけ短く,曲がりの数はできるだけ少なくする。?Aダクトの中に粉じんが,たい積しにくい風速に設定する。③スパッタなどによる燃焼を防止するため不燃性の材料で製作するなどの要件を備えていなければならない。

なお,狭あい場所では,「粉じん対策」でも示した図7.4のような送・排気風管の組合せ方式による換気方式の採用も必要となります。

図7.4 送・排気風管の組合せ方式による換気の一例


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